自分の人生の主導権は自分で握ろう

 

ここでWRAPを紹介します。

 

WRAP(ラップ/和訳:元気回復行動プラン)は、メアリー・エレン・コープランドさんを中心に考案された、元気を維持し続けるためのプランです。

WRAPは簡単に説明すると「自分の取扱説明書」です。

何をすると元気になれるのか、元気を維持するために毎日何をすればいいか、調子が悪くなった時どうすればいいか等、自分自身でプランを作っていきます。

 

メアリーさんは躁うつ病を抱え、今までつらい気分の浮き沈みを経験してきました。

そこで、同じ境遇の人々はどうやって過ごしているのか気になり、大々的にアンケート調査を行いました。

そこで浮かび上がってきたのが、元気に大切な5つのこと(リカバリーキーコンセプト)です。

 

❶希望の感覚

❷自分が主体になること(自分の責任)

❸学び

❹自分のために権利擁護する

❺サポート

 

WRAPはキーコンセプトを元に、「元気に役立つ道具箱」「いい感じの自分」「日常生活管理プラン」「引き金」「注意サイン」「深刻な乱れを知らせるサイン」「クライシスプラン」「クライシス後のプラン」で構成されます。

どうしてWRAPを推奨するの?

双極性障害は躁とうつの波を繰り返す疾患です。薬物療法を主体に治療が行われます。確かにお薬は大切です。ですが薬だけでは解決しないのがこの病気の怖いところです。薬以外で問題を解決したり、よりよく毎日過ごすための方法があるはずです。それがWRAPです。自分が元気なうちに、体調を維持するために毎日すること、体調が悪化するサインを見逃さず対処する方法などを考えておくのです。これを毎日繰り返し、WRAPのプランを見直すことで症状の悪化や再発を予防出来ます。


なんだか胡散臭いけど…

WRAPは精神科のデイケアプログラムに取り入れられるなど、多方面で取り入れられています。WRAPは精神疾患のある人のためだけにある訳ではありません。日頃何かに困難を感じる人、元気に毎日を過ごしたい人など全ての人に開かれたプランです。

例えば受験WRAP、就活WRAP、子育てWRAPなどがあってもいいのです。

 


症状に振り回されて自分を見失っていない?

私はWRAPのワークショップに参加した時に衝撃を受けました。

「自分の人生の主導権は自分で握ってよい」という文章です。

一見当たり前のことですが、これが出来ている人は意外と少ないと思います。

まして双極性障害という精神疾患があると、ストレスや症状に振り回されて本来の元気な自分を見失うこともあると思います。

ヤドリギの会では毎回WRAPを扱うことはしませんが、あなたが元気になるための「道具」をみんなで出し合うことで日々の生活がより良いものになることを望んでいます。

あなたは無意識のうちに毎日WRAPを行っているはずです。

これらの説明だけでWRAPは理解しにくいと思いますので、興味を持たれた方には、ミーティングの際にご紹介させていただければと思います。